予防歯科
小児歯科は、乳幼児期から永久歯が生えそろう12歳〜13歳くらいまでを対象とした歯科診療です。
虫歯の治療や予防処置などを行い、永久歯が健康的に生え揃うためのサポートをします。
心身共に発達途上のお子様が、安心して治療が受けられるよう、痛みに配慮した治療を行なっています。
予防歯科を行うことで、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
虫歯は、穴が開いてしまうと、自然に元に戻ることはありません。どんどん進行し状況によっては、歯の神経を取る治療、さらには抜歯になる可能性もあります。
予防歯科では、虫歯リスクを減らすと共に、虫歯を早期発見するきっかけにもなります。早期に気づくことができれば、治療も負担が少ないものになります。
歯周病は、初期の段階では自覚症状の少ない病気です。気づいた時には重度にまで進行していることもあり、歯を残せないこともあります。そこで大切なのが予防です。
定期的に予防歯科を受けることで、歯周病の発症や進行を予防することができます。
予防歯科を定期的に受けることで虫歯や歯周病を防ぎ、健康なお口を維持することができます。
お口の中の問題を早期発見し、早めに対処することができます。全身の病気や口腔内に起こる癌の早期発見にも繋がります。
歯周病は全身の病気とも深い関係があります。
歯周病の進行は、糖尿病・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞のリスクを高めると言われています。
歯周病の発症や進行の予防は全身の健康維持にも繋がります。
予防歯科も治療費がかかりますが、虫歯や歯周病のかかってしまった時の治療費と比較するとはるかに安く済ませることができます。
歯科治療だけでなく、全身の健康維持にも繋がることから、生涯の医療費全体を削減にもなります。
予防歯科では、定期的に虫歯や歯周病の状態をチェックし、患者様一人一人に合った予防方法をご提案させていただきます。
定期的にチェックを受けることで、虫歯や歯周病などの問題が合った場合でも、早めに対処することが可能です。
必要に応じてレントゲン写真を撮り、お口の健康状態を確認します。
定期検診の頻度は、患者様のお口の状態により異なりますが、1ヶ月〜3ヶ月に1回のペースで受診していただくことが理想です。
PMTCとはプロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニングの略で、歯科医師や歯科衛生士が、専用の器械や器具を使って、専門的に行う歯のクリーニングのことを指します。
普段の歯磨きでは除去しきれない歯垢(プラーク)を除去し、細菌の集合体であるバイオフィルムを徹底的に除去します。
定期的にPMTCを受けていただくことで、虫歯や歯周病を予防することができます。
セラミック治療では、天然の歯のように美しい透明感のある色調を再現することができ、希望の白さで被せ物や詰め物をすることができます。見た目には、人工歯であることがわからないほどです。
被せ物の形態を微調整することで、歯の形や歯並びの多少のズレも改善することができます。
経年による変色や変形も起こらないため、しっかりとケアをすれば、長期的に美しさを維持することができるでしょう。
PCR(プラークコントロールレコード)は、お口の中の清掃状態を指数で表す検査です。
磨き残しの歯垢の染め出しを行い、汚れている箇所を細かくチェックします。
磨き残しがある箇所をしっかり把握し、患者様自身が、適切な歯磨き方法を習得できるようにしていきます。
歯科医院に通院するだけでは、予防歯科は成り立ちません。
毎日の自宅でのケアも同様に大切です。
当院では、洗浄・除菌効果のある次亜塩素酸水を用いたブラッシングを行い、患者様一人一人に合わせた歯磨き方法をお伝えさせて頂きます。
フッ素は、歯質を強固にして虫歯になりにくくする作用・初期虫歯を修復作用・虫歯菌の力を弱める作用があります。
乳歯や生えたばかりの永久歯のあるお子様、歯の根が露出し根面虫歯のリスクが高い方、初期虫歯のある方におすすめです。3ヶ月に1回程度の頻度で塗布するのが有効です。
自宅でできる方法として、フッ素入り歯磨き粉を利用する方法があります。
歯科医院でフッ素塗布を行なっている患者様も併用して問題ありません。
普段の歯磨きで、フッ素を利用することで、より虫歯予防が期待できます。
歯の溝に、薄くプラスチック樹脂を入れて固め、物理的に汚れが溜まりにくくする方法です。歯を削ることなく、薬剤処理だけで施術することができるため安心して施術を受けることができます。
主に虫歯リスクの高い乳臼歯や6歳臼歯が対象となります。